DIM SPORT製器材を使ってのデーターチューニング範囲は、個人的な視野では収まりません。 自身渾身のデーターは自身のネットワークを作り、ネット回線を通じて送信することも可能です。
例えば、本社は東京にあり、支店が大阪にある。 こんな状況の中、大阪支店に入庫した車両からGENIUS(FLASH POINT)を使いデーターを読み込み、東京本社にネット回線(FTPプロトコル)を使ってデーター送信ができるのです。 東京本社でチューニングされたデーターは、再びネット回線を通じて大阪支社に送られ、現車ECUにチューニングデーターを書き込むことができます。 これをMaster-Slaveと言います。
この体制を構築するには、RACE-EVOを有した上で、Race Manager Softを新たに購入する必要があります。 現車からデーターを読み書きするツールを同じGeniusでもFlash Pointと称します。 Flash Pointには、データーを貯めたり、あるいはデーター編集をする機能はありません。 MasterであるManagerに対して、データーの送受信だけに徹する機能になります。 Race Managerは、自身のPC上で複数のFlash Pointとのデーター送受信が可能です。
開発をRace-Evoで行い、ネットワークで広げたMaster-Slaveシステムを使って、広く市場を構築する事が可能なわけです。
ネットワーク構築の際に、データーの読み書きと送受信だけを目的としたツールです。 外見上はチューニング用のGeniusと同じですが、画面メニューが異なります。 機能は単純ですが、トラブルが発生した際のバックアップ機能(リカバリー)等も備えており、安全に取り扱う事ができます。 ECUチューニングを不手とするスタッフでも、容易に取り扱う事ができます。
時代はいよいよ、個人向けツールまで波及しています。 データーチューニングに於いての原則として、まず現車ECUのデーターを読み込む事が前提にあります。 例えば、チューナーは東京にSHOPを構え、データーチューニングを希望するユーザーは北海道在住とします。 こんな状況の中でも、本来ユーザーは東京まで車両を持ち込む必要があります。 しかし、My-Geniusを使えば、ユーザーは自身でデーターを読み込み、自身のPCからチューナーにデーターを送信する事が可能です。 データーはチューニングされて、逆の手順でユーザーの車両に書き込むところまで、チューナー&ユーザーの両者間のみで対応が出来るのです。
まさに、データーチューニング市場での最先端ツールと言えます。
ただし、My-Geniusは一度車両にイニシャライズすると、車体番号などのIDを記憶し、他車種への転用が一切できません。まさに、1台限りの限定ツールです。
My-Geniusの対応可能車種は、
の上記2つの条件を満たす車両が前提です。 (2012年現在)